「VB.NET」変数の宣言①【備忘録】

VB.NET

サンプルコード

Dim test1 As Integer
test1 = 1 '[test1]の中身は[1]

Dim test2 As Integer = 1 '[test2]の中身は[1]
test2 = 2 '[test2]の中身は[2]
test2 += 2 '[test2]の中身は[4]
test2 -= 2 '[test2]の中身は[2]
test2 *= 2 '[test2]の中身は[4]
test2 /= 2 '[test2]の中身は[2]

変数とは

変数とは値を入れておく箱みたいなものです。
ここでいう箱とは「キャラクターのHPを設定したい!」
みたいなときにHPの値を保存するための場所を作っておく、みたいなイメージ。

この箱が変数。名前の通り、後から値(中身)を変えることができます。

変数を作る

変数を作るときの構文はこんな感じになります。

Dim [変数名] As [データ型]

[Dim]は「Dimention」の略、今から変数作りますよ~って意味で描きます。

[変数名]は箱の名前で自分で決めることができます。
変数は繰り返し使うことが多いので中身に何が入っているのかわかりやすい名前にしておきましょう!

[As]でデータ型を指定します、つけるものなんだ~くらいの認識。

[データ型]はデータの種類を決めます。
数値型の箱であれば数値を入れることができますし、文字列型の箱であれば文字列を入れることができます。


コードのサンプルはこんな感じ。

Dim characterHP As Integer

ここでは[変数名]を[characterHP]としてみました。

[データ型]は[Integer型]にしてみました、これは一定範囲の数値を入れることができる型です。

これでキャラクターのHPを入れておく数値型の箱ができました

ちなみに変数を作ることを「変数を宣言する」といいます。

変数に値を入れる

変数に値を入れるときの構文はこんな感じになります。

Dim [変数名] As [データ型]
[変数名] = [値]

先ほどの方法で変数を宣言して、作った変数に代入演算子[=]で値を入れていきます。


コードのサンプルはこんな感じ。

Dim characterHP As Integer
characterHP = 100

これでキャラクターのHPを入れておく箱に100という数値が入りました!

ちなみに変数に値を入れることを「変数に値を代入する」といいます。

ちょっと応用

変数の宣言と値の設定を同時に行うこと初期値を設定できます。

Dim characterHP As Integer = 100 '初期値が[100]で宣言されます

複数の変数をまとめて宣言することができます。

Dim characterHP As Integer, bossHP As Integer 'カンマ区切りで同時に宣言します
characterHP = 100
bossHP = 1000

値は複数回設定できます。

Dim characterHP As Integer
characterHP = 100 'ここが実行されたら中身は[100]になります
characterHP = 500 'ここが実行されたら中身は[500]になります

※加算ではなく上書きなので[600]にはなりません。


値を代入する時に加算や減算ができます。

Dim characterHP As Integer = 100 'ここが実行されたら中身は[100]になります
characterHP += 200 'ここが実行されたら中身は[300]になります
characterHP += 300 'ここが実行されたら中身は[600]になります
演算子説明使い方
+=加算結果を代入するDim characterHP As Integer = 100
characterHP += 2 ‘characterHPの値は[102]になります
-=減算結果を代入するDim characterHP As Integer = 100
characterHP -= 2 ‘characterHPの値は[98]になります
*=乗算結果を代入するDim characterHP As Integer = 100
characterHP *= 2 ‘characterHPの値は[200]になります
/=除算結果を代入するDim characterHP As Integer = 100
characterHP /= 2 ‘characterHPの値は[50]になります

型推論で宣言することができます。
※変数を宣言する時に型を指定しなくても自動的に型を判断してくれる、みたいなイメージ。
※Option InferをOnにする必要があります。

Dim characterHP = 100 'このサンプルコードは[Integer]型と推論されます
型推論について補足はこちら

※コンパイラによって型が自動で決定されることを「暗黙の型指定」といいます。

※コードを少し簡略化することができますが、適用範囲が限られてしまったり、一目で分かりにくく可読性が損なわれるのであまりおすすめできません…

※VB.NETではツールチップで型を確認できたりしますが可読性を高めるなら、共通のプリフィックスを決めて変数名に付け加えるなど、一手間加えた方が親切かもしれません。

練習問題

【1】変数名「number」、データ型「Integer」で変数を宣言してみましょう。

【2】問題1の変数に「100」を代入してみましょう。

【3】変数名「bossHP」、データ型「Integer」、初期値「500」で変数を宣言してみましょう。

【4】問題3の値を「600」で上書きしてみましょう。

【5】変数名「wizardHP」、データ型「Integer」、初期値「50」で変数を宣言、宣言した変数に「10」で減算した結果を代入してみましょう。

【6】変数名「knightHP」、初期値「100」、型推論で変数を宣言してみましょう。

解答例はこちら
'【1】の解答例です
Dim number As Integer

'【2】の解答例です
number = 100

'【3】の解答例です
Dim bossHP As Integer = 500

'【4】の解答例です
bossHP = 600

'【5】の解答例です
Dim wizardHP As Integer = 50
wizardHP -= 10

'【6】の解答例です
Dim knightHP = 100
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